吹上温泉からほど近い場所にある「えびす通り」にある古民家ショップ。

店の名前は、商売繁盛の「恵比寿様」と、通り沿いにある「蛭子神社」からなのだそう。この蛭子神社には島津忠良公（日新公）が作ったと伝えられる夫婦えびす像が祭られていて、それが店のシンボルにもなっています。

店内には瓦職人が作った翁エビスと媼エビスが。福を呼んでくれそうな穏やかな表情です。思わず手を合わせたくなりました。

商工会や通り会の人たちが中心となり、かつて食堂として営業していた古民家を改装。2005年のオープンから現在まで、商店街を訪れる人たちの憩いの場として活躍しています。

店内にはショップスペース、喫茶スペースのほか、ギャラリースペースも。ギャラリースペースにある日置のパンフレットに手を伸ばしたところ…ん！？アレ！？これは…！

井戸！井戸です。

食堂時代のなごりで、オープン当初は飲み水としても利用できたそうですが、残念ながら今は飲用NG。

しかし水汲みの力は現役！実際にレバーを動かすと水がでるので、ぜひ体験してみてください。

ショップスペースでは陶芸品、ハチミツや塩などの「吹上モノ」のほか、日用品も販売。

取材に訪れた時には、ミカンも並んでました。

喫茶スペースでは、月・火・木・金曜の4日間限定でワンデーランチを提供中。この日のメインはオムハヤシ。ドリンク、デザート付きで800円はお得です。

近隣の飲食店のシェフや通り会のスタッフが日替わりシェフになるので、内容は当日のお楽しみ。取材中には常連さんから「今日のメニューは何？」と電話がかかってきてました。メニューが気になる方はそうしてみるのもいいのかもしれません。

店に立つのは通り会の人たち。店を訪れた近所の人たちと世間話に花を咲かせる姿が印象的でした。ショッピングに食事に休憩に…のんびり時間を過ごしたい時には是非訪れてみてください。