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特集 『日置の古民家』

ひる膳 多宝庵

日置愛に溢れる『多宝庵』で過ごすとっておき時間

関ヶ原の戦いで有名な島津義弘を初め、“島津四兄弟”の生誕地である伊作城(亀丸城)跡からほど近い場所にあるこのお店は、元はオーナーである泊さんの実家。築150年を超える立派なお屋敷があるこの場所が、城へあがる人たちが宿泊する宿場だったことから「泊」という名前になった…というお話が伝わるくらい、由緒正しいお家なんだそうです。

 

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お店に立つ泊さんの奥さまは、古民家が多く集まる日置でパンフレットの制作に尽力したり、TJにも「新しい古民家ができましたよ!」とお知らせしてくださったり…古民家PR隊長として大活躍。日吉のエピクロスのご夫婦からは「マンマ(お母さん)」と慕われているのだそう。

店内には、そんな泊さんのアイデアがもりだくさん。

引き手がひっかかり、うまく開かなくなっていた古箪笥は、裏面を外して食器入れ&カウンターキッチンに。

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障子を外したふすまには、着物のハギレを活かしたアレンジを利かせたり…

 

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ほかにも、各テーブルに置いてあるコーヒーフレッシュ入れに古いアルミの弁当箱を使ったり、昔のパーマ道具を生け花入れに使ったり、古道具をオブジェにしたり…

店のあちこちにこんなアイデアがちりばめられているので、店内をみてまわるだけでも楽しいし、勉強になります。

私もマンマと呼ばせてもらいたい!

 

 

そんな素敵空間で味わえるのは、おまかせ膳(1280円)。

自家製米や朝採れ野菜を使った日替わりメニューが、吹上や日吉の窯元で造られた器に丁寧に盛りつけられています。

食後のデザート&日吉大豆入りのコーヒーまでついて、大満足の内容。

 

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予約優先なので、週末は特に予約をしてからの来店がオススメ。

冬場にはメイン料理が鍋になるそうなので、それも楽しみです!

 

店舗隣にある牛小屋を改装したという雑貨店「小さなしあわせ」も要チェック。

日置の窯元の作品や、ハンドメイド、ステンドグラスなど、様々なアイテムが揃うほか、不定期でワークショップなども行われるので、詳しくは店舗で問い合わせてみてくださいね。

 

 

 

 

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2017年11月、現在の情報です。
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