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【かぞくいろーRAILWAYS 私たちの出発ー】有村架純・國村隼・吉田康弘監督の鹿児島先行初日舞台挨拶をレポート

【かぞくいろーRAILWAYS 私たちの出発ー】有村架純・國村隼・吉田康弘監督の鹿児島先行初日舞台挨拶をレポート

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2018年11月30日

人生を鉄道になぞらえて描いてきた映画「RAILWAYS」シリーズ最新作「かぞくいろーRAILWAYS わたしたちの出発ー」

鹿児島~熊本を結ぶ「肥薩おれんじ鉄道」が舞台となった本作がついに、11月30日より全国ロードショー!鹿児島・熊本では全国に先駆けて、11月23日より始まった先行公開を記念して、W主演の有村架純さん・國村隼さん、吉田康弘監督が来鹿。

今回は鹿児島ミッテ10にて開催された舞台挨拶の模様をお届けします。


ー撮影以来、初めて3人で鹿児島に降り立ったそうですね。久しぶりの鹿児島、いかがですか?

有村架純(以下 有村):暖かいですね。1月2月に撮影したのですが、寒くて雪も降っていたので。今日は暖かくて移動中の車で寝てました(笑)。

國村隼(以下 國村):撮影の時は裏切られた気がしましたよ(笑)。南国で横殴りの雪が降るってどういうことやろと。今日は本当に南国らしいカラッとした陽気で、ああこれこそ鹿児島やと、そんな風に思いました。

ー上映後の地元の方々の反応を見られていかがですか?(※本舞台挨拶は鹿児島で4劇場目)

有村:みなさん温かくて、すごく歓迎してくださってるのが伝わってきたので、こちらとしては安心しかないというか。失敗してもいいかな、みたいな(笑)。

吉田康弘監督(以下 吉田):上映後の舞台挨拶をさせてもらった時は、涙ぐんでらっしゃる方や、架純ちゃんが喋ってる時に何度もうなずいている人がいっぱいいて。すごく受け入れてくださってる空気で嬉しいです。

ー劇中では鹿児島の方言で喋ってらっしゃるんですよね。

國村:私の演じる節夫はずっと鹿児島に住んでいる人間ですから、鹿児島弁以外は喋らないです。

ー難しくなかったですか?

國村:難しかったですね。でも私実は、遺伝子はみなさんと一緒の九州人なんです。八代生まれなんですよ。生まれただけで0歳児の時は関西の方に引っ越しちゃったんですけれども。そんなこともあって、初めて聞く言葉であるはずなのにどこかで懐かしかったり、心底で馴染んだりするのかもしれないです。割とスムーズに入れました。

ー共演者の方も鹿児島弁を話されているシーンが多々あるのですが、会話を行う部分で苦労はなかったですか?

有村:私は特にはなかったです。ただ、鹿児島弁を聞くのは懐かしかったです。実は親族が鹿児島にいて、幼少期からずっとおばあちゃんの鹿児島弁を聞き慣れていて、わっぜというのはよく聞いてました

ー本作は舞台が鹿児島で肥薩おれんじ鉄道の沿線ということで、地元の方々との協力や交わりがあったと伺っていますが、その辺りはいかがでしょう?

吉田:エキストラはいっぱい出てくださって。小学校丸ごと平日休んでいただいて、登下校のシーンの撮影にみんな参加してくれたりですとか。あと婦人会の方の温かいごはん、これが本当に撮影隊にとってすごく嬉しいことで、美味しかったです!

ー鹿児島の名物などに触れたことはありますか?

有村:(出水の)鶴がいました(笑)。あとは、國村さんと一緒に飲ませていただいた黒じょかです。

國村:ほとんど撮影中は黒じょかを飲みにあるお店に行ってました。それが高じまして、沈壽官さんの窯まで行ってじょか買いました。東京の自宅で飲んだりします。

ー特に注目してほしいシーンはありますか?

有村:すごく映像が美しくて、いろんな景色を作品に残させてもらっています。冒頭の方で出てくる、駿也と晶が電車に乗って節夫さんのおうちに向かうシーンがあって。その電車から見える海がすごくきれいです

國村:実感として思ったことは、この「かぞくいろ」という映画は、やっぱり鹿児島というバックグラウンドがなかったらできなかっただろうなと。鹿児島というのは、桜島に代表されるようなとんでもない自然の力と折り合いをつけながら皆さん長い間暮らしてこられて。その知恵と暮らしを通しての風情とか風土というのか。そこに東京から逃れてきた晶と駿也が来て、バラバラ壊れていた家族を再生していける、そういうお話なんです。なので、バックグラウンドにある鹿児島という風土、自然、そして何より皆さんがいないと絶対成り立たなかった映画やなって、今日いろんな所を廻らせてもらって感じました。そんなところも気にしながら観ていただければありがたいです。

ー最後に一言お願いします。

國村:この映画をご覧になって、この映画は自分に刺さったぞ、鹿児島をいろんな人に紹介できるぞ、いろんな受け取り方があると思いますけれど、もしそうお感じになったら、みなさんから世界中にネットで配信してください。「かぞくいろ面白いよ」って。お願いいたします。

有村:この作品は、家族の在り方とは何だろうと改めて考えさせられるような作品ですので、ぜひ観終わった後、皆さんの大切な人にありがとうとか、好きだよとかそういった言葉を伝えてもらえると嬉しいなと思います。今日は短い時間でしたが楽しかったです。ありがとうございました。

 


 

©2018「かぞくいろ」製作委員会

3世代の〝ふぞろい〟な家族の再出発を温かく描く感動作。

鹿児島が舞台の映画「かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-」は、鹿児島ミッテ10・TOHOシネマズ与次郎・天文館シネマパラダイス・シネマサンシャイン姶良にて上映中!

<STORY>

 夫・修平とその連れ子・駿也と東京で幸せに暮らしていた晶。しかし、修平の死で生活は一変。残された駿也と友に夫の故郷・鹿児島に向かい、会ったことのない義父・節夫を訪ねる。運転士の仕事一筋で生きてきた節夫は、突然やってきた彼らに戸惑いつつも受け入れ、3人の共同生活が始まった。そして晶は、電車好きの駿也のため、鉄道の運転士を目指すことにー。

 

 

<text/フク シネマ担当。「かぞくいろ」本当にあったかい映画でオススメです>

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