【藍染屋／Studio No4】金峰町の奥地にて昔ながらの技法で藍染めを行う工房&ギャラリー

藍染屋／Studio No4

2020年3月1日

　南さつま市金峰町に、藍染めの工房があるとの噂を聞きつけ早速取材へ。

工房の方から「Googleマップに『藍染屋』と入れると出て来るよ！」と言われたので、Googleマップのナビを頼りに向かったのですが、気付けばどんどん山奥へ…。

ナビよ、本当に合っているのか…？と不安になるころ、趣のある石蔵が見えてきました。

看板の案内に従い中に入ると、ありました！

こちらが藍染工房「藍染屋」さんです。
藍染め師・神園さんは工房を構えるにあたり、鹿児島県内各地をいろいろ巡ったそうです。
そしてついに出会ったのがこの場所。
元々馬小屋だったという建物は、正確な築年数は不明ですがかなり古いもの。

自然に囲まれ、天然水も湧き出ているこの場所はまさに理想的！とのことで、この地に工房を構えました。

神園さんが行っている藍染めは江戸時代から続く方法で、天然素材100％の素材のみを使っているそう。

工房の中はこんな感じ。

地面に埋まっている大きな6つの甕にそれぞれ藍染め用の染料が入っていて、神園さんが自分の目・耳・舌など五感全てで藍の状態を確認しつつ、その日使う染料を決めて藍染めを行います。

愛染師・神園さん作業中。

染料に1回付けたものがこちら。

これを水でゆすぐと…

このように

鮮やかなブルーに!!

これでも充分キレイですが「染料に付けて空気に触れさせる」を20回ほど繰り返すことで、独特の藍色になるのです！

左の鮮やかな青が、右のような深い青になります。

ここでは工房の見学と体験ができるほか、敷地内にあるギャラリー「Studio No4」では、藍染作品の展示販売も行っているので、こちらも覗いてみてくださいね！

いや～、いろんなお話を聞けて楽しかったです！
藍染め奥深い！
見学・体験に関しては直接お問い合わせを。

＜text／JIN すっかり「藍」の虜です＞

DATA

2020年3月、現在の情報です。
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