蒲生観光交流センターで販売している蒲生・加治木・姶良の特産品や工芸品のご紹介
蒲生紅茶
「かもう紅茶」は、昭和30年代には紅茶販売会社に出荷していましたが、輸入紅茶の勢いに押されて生産者が減ってしまい、ほとんどの紅茶畑は杉林になってしまいました。しかし、根強い人気を誇ったこの「かもう紅茶」に再び脚光を浴びせるべく、平成14年から蒲生観光協会の有志の人たちにより「まぼろしの紅茶」として復活しました。渋みが少なく、ほのかな甘みもあり、ぜひストレートでお楽しみください。
黒酢入りキャロットジュース
生産者/加治木町農産加工
キャロットドレッシングにんにく風味
生産者/加治木町農産加工
蒲生和紙
蒲生では江戸時代より郷土の農耕士族の生活の一助としての和紙づくりが行われ、約300年ほどの歴史があります。江戸時代には薩摩藩の御用紙として利用されました。明治になると製造が自由になり、約300戸にも及ぶ家で蒲生紙(かもがん)が製造されていたと言います。その後廃れてしまいましたが、現在では町無形民俗文化財であった故野村正二氏の唯一の後継者である蒲生和紙工房の小倉正裕さんが蒲生和紙の伝統を守っています。
帖佐人形
1592年(文禄元年)から始まった文禄の役〜慶長の役での朝鮮出兵の際、島津義弘は、現地の陶工たちを連れ帰り、今の姶良市帖佐で茶器などを焼かせましたが、この陶工たちは故国を偲んで慰みに土人形を作ったと言われています。後にこの技は当地の武士たちの内職品として引き継がれ、盛名を博しましたが、太平洋戦争の頃に一時途絶えてしまいました。
昭和40年頃に、帖佐人形のすばらしさを再発見し、その復興のために立ち上がったのが、故・折田太刀男さんら帖佐人形保存会のメンバーでした。窯跡の家々に眠っていた型を探し回り、製法を試行錯誤して、帖佐人形の製作・復興に取り組みました。その活動の成果が実り、今では県から”伝統的工芸品”の指定を受けています。
現在は、折田太刀男さんの孫娘・折田貴子さんが唯一その技術を受け継いでいます。近年、薩摩焼ブームということもあり、メディアに取り上げられることもしばしば。帖佐人形は、再び息を吹き返しました。
帖佐人形 狛犬(小)
生産者/帖佐人形窯元(折田貴子氏)
帖佐人形 狛犬(中)
生産者/帖佐人形窯元(折田貴子氏)
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